親近感を感じた赤帽さん

以前引越しの時に、近くの実家に今使わない細かなものを運んでもらう為に 「赤帽」さんにお願いした事があります。

電話帳で調べた赤帽さんの中で、日曜日にお願いできるのは、 そこだけだったのですが、「赤帽」さんは日曜日はやっていないの? とその時初めて知りました。

たまたま電話をかけた4軒の赤帽さんだけだったのかも知れませんが、そんなものなんですね。

朝に「赤帽」さんは赤い軽トラに乗ってやってきてくれました。

年の頃は60歳を少し越えたぐらいで小柄な「赤帽」さんでした。

自分でも作業の手伝いが必要だと思っていたので問題なく作業を始めました。

軽トラが小さなせいか、何度も往復をするようになり、 狭い運転席では暇つぶしに話をしていました。

家族や仕事の事、そんな事を話していると赤帽さんも少しずつ気を許してきたようで、 自分は「赤帽」をやり始めてまだ一ヶ月目とか。

この道は会社に勤めていた時に通っていた道だとか、 父親があそこの病院に入院していた頃は大変だった、などと話してくれるようになりました。

何か近所のおじさんに荷物を運んでもらっている感じで、不思議な感覚でした。

最初は車から荷物を運んでいても、見ているだけだった「赤帽」さんも、 少し荷物運びを手伝ってくれるようになりました。

「赤帽」さんも親近感を感じてくれたのかも知れません。

その後、引越し先の街を走っている「赤帽」さんの軽トラを見つけると、 あのおじさんの事を思い出してしまいます。